相談内容

趣味で絵を描いている。ある日突然知らない業者から電話があり「あなたの書いた絵を、海外の美術展に出品してほしい。海外では日本の風景や伝統行事を描いた絵が大変好評を博している」と言われた。自分の絵を多くの人に見てもらえるならいいと思い承諾した。作品の梱包をし、言われた住所に送った。絵は返してもらえず、感謝状が届いた。
その後、別の業者から「美術画集の出版をするので絵を提供してほしい」と言われて、送った。
3業者から展示会や画集の出版を持ちかけられて、絵の提供と協賛金・展示料等の名目でお金を払った。
絵の送料や梱包代も全て自分で払った。注文していない画集が10冊、請求書とともに送られて来た。
度重なる出費で、生活費がなくなった。

ポイント

趣味の絵や習字・俳句等の展示や新聞・雑誌掲載を言葉巧みに持ちかけて、掲載料等を払わせる手口です。
高齢者がターゲットになりやすく、自分では気づき難く、高額を払ってしまうケースが多いのです。
自分の作品を褒められると、誰でも嬉しくなりますが、冷静に判断しましょう。

• 2020年9月11日8時30分
• 印刷する