令和6年度 新選組入隊160年記念企画展 「伊東甲子太郎と油小路の変ー御陵衞士となった勤王志士ー」
企画展ポスター
甲子太郎が絶命の際、もたれかかった題目塔
かすみがうら市に残る甲子太郎生家跡
甲子太郎実弟 鈴木三樹三郎
令和6年(2024)は、常陸国志筑(現茨城県かすみがうら市)に生まれた伊東甲子太郎が、新選組入隊して160年となる年です。
甲子太郎は、成長とともに水戸学を身に付け、剣術では神道無念流と北辰一刀流の2派を極めた文武両道の志士となり、元治元年(1864)に同志7名と共に新選組に入隊します。新選組に入隊後は、参謀などの要職に就き、常に幹部として活動していきました。
しかし、次第に新選組の中で局長の近藤勇と考えや意見を違えるようになり、その後のすれ違いの行動から、甲子太郎はついに新選組により暗殺されてしまいます。これが油小路の変と呼ばれる事件でした。
近年、油小路の変の現場検証の記録である「篠山藩京都留守居目録」「遺骸見聞書」が発見されました。この記録により、甲子太郎の服装や愛刀、家紋などが判明しています。合わせて、油小路の変で殉死した藤堂平助や毛内有之介、服部武雄に関しても具体的な当時の様相が判明しました。
今回の企画展では、伊東甲子太郎の生涯を改めて紹介すると共に、「篠山藩京都留守居目録」が語る油小路の変について紹介します。
ABURA
また、今回の展覧会では、油小路の変を描いた漫画「ABURA」(原作:NUMBER8 作画:貘九 三口造 小学館)の複製原画をお貸しいただき、会場内で展示しています!命を懸けた戦いを、スピード感のあるタッチで表現する「ABURA」の原画とともに、甲子太郎一派の顛末をぜひ見届けてください!
(実は、当館館長の千葉はABURAの監修に参加しています😊)
会 期 令和6年8月3日(土)~令和6年10月27日(日)まで
月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日火曜が休館)
時 間 9時~16時30分
会 場 茨城県かすみがうら市坂1029-1 かすみがうら市歴史博物館 特別展示室
入館料 一般220円 小中学生 110円
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【記念行事】
記念行事(1) 講演会「伊東甲子太郎と油小路の変」 ※事前申込は不要です。
日 時 令和6年9月29日(日) 13:30~15:00
場 所 かすみがうら市歴史博物館研修施設(かすみがうら市坂1029-1)
講 師 かすみがうら市歴史博物館館長(学芸員) 千葉 隆司
記念行事(2) 甲子太郎史跡ウォーク
かすみがうら市中志筑地区の甲子太郎ゆかりの地を歩いてめぐります。
日 時 令和6年10月20日(日) 13:30~15:00
集 合 志筑城跡(かすみがうら市中志筑1037)
解 説 かすみがうら市歴史博物館館長(学芸員) 千葉 隆司
※先着50名の事前申込制です。
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新選組を裏切って暗殺されてしまった悪役…伊東甲子太郎にはそんなイメージがあるように思います。
しかし、甲子太郎には甲子太郎の熱い思いや、日本をよりよくしていきたいという志があったことも、また事実です。
今回の企画展では、甲子太郎の家族との関係が垣間見える資料も紹介しています。イメージとはちょっと違う、甲子太郎のリアルな生き様を感じてみてください!
特別展ポスターはページ下部の添付をご覧ください。
みなさまのご来館をお待ちしております!
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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせはかすみがうら市歴史博物館です。
〒300-0214 かすみがうら市坂1029-1
電話番号:029-896-0017 ファクス番号:029-896-1168
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- 2024年8月6日0時0分
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