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霞ヶ浦の帆引き船物語
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帆引き船とは
 
 
帆引き船のしくみ
 
帆の仕組み
 帆引き船は、船の大きさに比べ、大きな帆を持っている。特に、帆の横幅は船体のほぼ二倍である。
 一反の布を三枚縫い合わせて細長い一枚の布を作り、これを帆の一反とし、この布を14〜16枚つなげて一枚の帆とした。
 布と布はロープで絡めてある。これは、帆が風の力をより多く捉える働きと、布と布の間のロープを使って帆をたぐり寄せるなどの役割がある。
布は、昔は木綿を使ったが、観光帆引き船はナイロン製である。
天日干し
天日干し [拡大写真]

布と布はロープでたすき状に結ばれている。
[拡大写真]
船の大型化に伴い帆も大型化した。
現在の観光帆引き船の帆は19〜20反用いている。
 
 
 
帆全体が風を受けると半円に近い形に膨らみ、かつ、一枚一枚の布も半円に膨らむように工夫されている。帆の膨らみは風の力を逃がしにくくする効果があり、膨らみが多いほど効率が良くなる。また、この膨らみは一時的な風の変動にも有利に働く。帆引き船の帆は力学的に見ても極めて優れた帆といえよう。
 
 
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