5月26日（日）に博物館が実施するジ「かすみがうら市の城跡巡り講座」が開講しました。市内に所在する２３か所の城跡の中で、代表的な３か所の城跡を巡る講座です。堀や土塁、付近にある神社や寺院などを巡り、城が存在した時代にタイムスリップしながら、当時の様子を学びます。

今回は、下土田地区にある中根長者屋敷跡です。現在は浄土真宗の往西寺が建っている場所で、周囲には城跡を物語る土塁や堀跡なはっきりと残されています。この城跡の城主は、中根氏とよばれる武将で、かなりの富豪であったことから中根長者と呼ばれていました。参加者の中には、往西寺の檀家の方もいましたが、知られざる墓地内の段差が土塁や堀の名残であることを知り、驚いていました。

土塁や堀の中を確認する参加者。戦国時代の中根氏を想像しながら説明に聞き入っていました。