平成26年度 特別展 「水戸藩天狗党と新選組高台寺党」 第二部
会期
2014年5月3日(土)~2015年2月15日(日)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合翌日火曜日が休館となります)
年末年始(平成26年12月28日から平成27年1月1日まで)
ごあいさつ
平成26年(2014)から150年前の元治元年(1864)は、かすみがうら市出身の郷士竹内百太郎が、水戸藩士藤田小四郎らと共に、水戸藩天狗党として尊王攘夷の決行を促すために筑波山に挙兵した年でした。一方で、水戸藩の影響を受けた、かすみがうら市志筑出身の伊東甲子太郎が、新選組へ入隊した年でもありました。
志士たちは、国難に陥る日本を憂い、日本の本来の姿、あるべき姿を考えて新たな国づくりのために立ち上がったのです。
清冽なる志を貫き、わが身の犠牲を払って新生日本へ導いた功績は、現代人の我々が日本の将来を考える上での教訓となるのではないでしょうか。
今回の展覧会では、志士たちの生きた道を、激動の幕末期から明治維新に至るまでを三部構成で紹介します。第一部は内憂外患の世相と水戸学の隆盛、第二部は水戸学から立ち上がる志士たちの行動、第三部は新たな国づくりへの道です。
志士たちが如何なる社会に誕生し、教育を受け、言動し、道を貫いたか、今回の展覧会を通して我々日本人の生きる道を問いただす機会となれば幸いです。
第二部「水戸学から立ち上がった志士達の行動」
第二部では、安政5年(1858)の日米修好通商条約締結によって高まる尊王攘夷の志士達の行動を桜田門外の変を中心に紹介しております。展示資料として、竹内
百太郎の当時の精神を示す「箏曲菊水の書」や百太郎と藤田小四郎そして、桜田烈士の一人である斎藤監物との寄せ書き、かすみがうら市田伏の神官宮本家に届いた桜田烈士の一人である鯉渕要人(神官)からの「斬奸の一条」(井伊直弼暗殺計画)の打ち合わせの書簡など35点を展示しています。
さらに水戸学を学び、新選組に入隊した芹澤鴨や伊東甲子太郎に関わる資料も展示しております。
死闘を繰り広げた桜田十八烈士の勇ましさを肌で感じながら展示をご覧ください。
箏曲菊水の書
藤田小四郎・斎藤監物・竹内百太郎の寄せ書き
桜田烈士の錦絵(関鉄之介)
太宰清右衛門が桜田門外の変のために用意した肌着辞世の和歌と中央には氏名が墨書され、左右には「義勇」の二文字が見られます。
展示解説書(前編)を一部200円にて御用意しております。お買求めは郷土資料館窓口までお越しください。
この他にも、貴重な資料がたくさん展示されていますので是非御来館ください。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせはかすみがうら市歴史博物館です。
〒300-0214 かすみがうら市坂1029-1
電話番号:029-896-0017 ファクス番号:029-896-1168
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- 2017年9月22日10時35分
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