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お子さんの成長

しつけと虐待の境界線

子育ての中で、「わかって欲しい」「しっかりして欲しい」と願うあまりに言い方がきつくなってしまうことは ありませんか? 親とはいえ人間ですから感情的になることもあるでしょう。
ただ、手が出る、暴言を吐いてしまう傾向になっていたら注意してください。
しつけには、子どものやる気をつぶさないように見守る子どもへの思いがあります。
ですから、しつけといいながら感情を暴発させる、子どもを力で押さえつけようとする恐れがあるならば、 これはしつけではなく虐待です。 虐待といわれる行為は次の4つがあります。

子ども時代に虐待を受けた影響は、小児期はもとより、思春期、青春期、壮年期など人生のあらゆる時期において様々な形で現れると言われています。
また、虐待は子どもの脳に多くの癒されない傷を与えると言われています。
その中でも、DVを見続けた場合の脳への傷は、もっとも強いということを脳研究では示しています。
夫婦喧嘩をなくし、夫婦仲良くして温かい家庭で子育てをしましょう。

虐待が脳に与えるダメージ

DV目撃(心理的虐待)

右視覚野(18野)の脳血流増加+8.1%

DVを目撃しつづけた子どもの視覚野が小さくなっているのは、母親がひどい目に遭わされるショッキングな光景を見ないで良いように脳が適応した結果です。

 

暴言虐待(心理的虐待)

高解像度MRI画像(voxel-based morphometry)による、小児期に暴言 虐待を受けた若年成人群(21名)と健常 対照群(19名)との脳皮質容積の比較検討。
被暴言虐待群では左聴覚野(22野)に有意な容積増加を認めた。

親から日常的に暴言虐待(バーバ ル・アビュース)を受けてきた子どもの聴覚野に発達の変化があるのは、聞くに堪えないののしりを聞かないで良いように脳が適応したからです。

 

厳格な体罰(身体的虐待)

高解像度MRI画像(voxel-based morphometry)による、小児期に厳格体罰を受けた若年成人群(23名)と健常対照群(22名)との脳皮質容積の比較検討。
被厳格体罰群では右前頭前野内側部(10野)、右前帯状回(24野)、左前頭前野背外側部(9野)に有意な容積減少を認めた。

前頭前野の発達に影響を及ぼしています。

 

性的虐待

VBMによる小児期に性的虐待を受けた若年成人女性群(23名)と正常 コントロール女性群(14名)との脳 皮質容積の比較検討。 性的虐待群で一次視覚野(Brodmann17野)の有意な容積減少を認めた。 右のカラーバーはT値を示す。視覚 野の白色部分は最も容積減少が著明で、赤色部分は逆に容積減少が目 立たないところを示している。

 

〈出典:友田明美『新版いやされない傷』 診断と治療社〉

SOSSOSは、児童相談所全国共通ダイヤル189(いちはやく)へ。お近くの児童相談所につながります。 または子ども家庭課 子ども未来室 へ!

一人で悩まずできるだけ早く家族や周りの人へ伝えてください。 虐待するかもしれない状況を知ってもらうことから援助は始まります。

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このページに関するお問い合わせは子育て支援課です。

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電話番号:(代表)0299-59-2111 / 029-897-1111 (直通)0299-56-2309

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