宍倉城本丸跡
- 指定年月日
昭49.3.22 - 所在地
かすみがうら市宍倉449-1ほか - 所有者又は管理者
個人
堀と土塁で防備をかためた「掻上げ城」で、城郭は馬場・新宿・天王町におよび、周辺の低地を堀とし巧みに利用して築いています。
この城は、永享年間(1429~1440)のころ、小田氏の重臣野田遠江守の居城とするところでしたが、その後、菅谷氏の支配となり、文亀年間(1501~1503)には菅谷隠岐守貞次が城主となりました(『新編常陸国誌』)。菅谷氏は小田氏の有力な武将で、この地方で勢力をのばしていましたが、元亀・天正の世に至り小田氏が衰退していく中で、天正元年(1573)7月に佐竹氏の攻撃を受け、その軍門に下った(『佐竹家譜・後』)といわれます。
その後、文禄4年(1597)佐竹氏の家臣大山田刑部が入りましたが、慶長7年(1602)佐竹氏の秋田国替えによって廃城となりました。本丸跡は、城内稲荷神社が鎮座するほか畑地となってよく残っています。
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- 2017年9月22日19時0分
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