かすみがうら市オーガニック推進協議会 有機稲作栽培技術講習会の開催
5月16日、NPO法人民間稲作研究所の舘野理事長を講師として招き、「代かきの重要性について」と題して、技術講習会を行いました。
代かきの目的として、1回目は土の塊に含まれる腐食や団粒構造を持つ小さい粒子を物理的に分離させることや、生物的トロトロ層の元になる有機物を地温の上がりやすい上層にさせること。
2回目は、常時淡水によって形成された生物的トロトロ層を表層に移動させ、雑草種子の上に降り積もらせることや、土壌細菌に酸素を与えて未分解の有機物の分解を促進させること。
代かきは深水で行うと、土壌粒子は比重の大きいものから順に沈降し、最上層には有機物を多く含んだトロトロ層が沈降すること。
代かきで、光発芽種子の雑草種子にトロトロ層を被せることで発芽を抑制することや、酸化的なトロトロ層を上層に集積させることで、低酸素状態で発芽する雑草を抑制することなど、代かきは雑草の抑制に重要な役割を担っていることを学びました。
実習では、代かき時にドライブハローの上部から空気を取り込み、空気+水+土を泡立てるように行うことで撹拌効果が高まることや、トップリンクを短くしてフラップカバーが土から離れることで泥水の抜けが良くなり、層状沈降を発生させることなど、機械を使用した実演をいただきました。
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