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  • 更新日:2025年3月21日

ジャンボタニシ(和名:スクミリンゴガイ)の被害防止対策について

ジャンボタニシとは

和名:スクミリンゴガイ 俗称:ジャンボタニシ

南米原産の大型の巻貝です(成貝は殻高2~7cm)。

乾燥に強く、水がなくても半年以上生存することが可能です。

寒さには弱く、14℃以下で活動を停止し休眠します。また、0℃では20~25日、-3℃では3日、-6℃では24時間以内に死に至ります。

ほ場や用排水路の土の中に潜って(地表から6cm以内)越冬します。暖冬では越冬する個体が増加します。

繁殖力が非常に高く、濃いピンク色の卵塊を年に20~30回、年間3000個以上産卵します。

軟らかい植物を好み、稲(田植え直後の稚苗)やレンコン(幼葉)の被害が大きくなります。

ジャンボタニシ ジャンボタニシ 卵塊
ジャンボタニシ 卵塊

土浦地域農業改良普及センター提供

 

ジャンボタニシの被害防止対策

ジャンボタニシの被害防止対策として以下のようなものが挙げられます。

詳細につきましては、参考からご確認ください。

  • 春季(田植え前)の石灰窒素の散布
    殺貝効果のある石灰窒素を散布します。

  • 水口網の設置
    取水口・排水口にネットや金網を設置し、水田内への貝の侵入を防止します。

  • 田植え時の薬剤散布
    田植え時の被害が出る前に効果が高い薬剤を散布し、殺貝や食害防止を図ります。

  • 田植え後の浅水管理
    水深を4cm(理想は1cm)以下に維持し、摂食行動を抑制します。

  • 水田内・周辺での殺卵・捕殺
    田植え・生育初期まで、水田内・水路などで卵塊の除去や貝を捕殺し、稲を直接加害する貝の密度を下げ、被害軽減を図ります。
    ※本貝の卵には神経毒が含まれているほか、貝には人体に有害な寄生虫がいる場合があるため、素手では触らないでください。

  • 秋季(収穫後)の石灰窒素の散布
    殺貝効果のある石灰窒素を散布します。

  • 冬季の耕うん
    トラクターにより物理的な破砕を行うとともに、厳寒期(1~2月)の寒風にさらすことにより殺貝、越冬個体を減少させます。

  • 冬季の水路の泥上げ
    越冬場所をなくし、越冬個体を寒風にさらすため、水路の泥上げを地域全体で実施します。

  • 成苗移植
    稚苗ほど被害を受けやすいため、食害されにくい4葉以上の中苗から成苗を植え付けることにより、被害軽減を図ります。

  • 田畑輪換
    水田を畑地化することにより、水がなくなって土に潜って休眠し、1年ほどでほとんどの個体が死亡します。

参考

 

ジャンボタニシによる被害を防ぐために

県南地域でジャンボタニシの発生が増加しており、農作物への影響が危惧されていることから、茨城県県南農林事務所において、対策チラシが作成されました。

 

捕獲器の作成方法

水田などに発生するジャンボタニシを捕獲するための捕獲器の作成方法をご紹介します。

ご家庭にある身近なもので作成できますので、ぜひご参考にしてください。

設置した捕獲器は流されないように、おもりなどで固定してください。

 

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは農林水産課です。

霞ヶ浦庁舎 〒300-0192 かすみがうら市大和田562番地

電話番号:(代表)0299-59-2111 / 029-897-1111

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