木造地蔵菩薩立像
【県指定文化財】
戸崎地区の松学寺は曹洞宗の寺で、寺伝によれば明応2年(1493)の創建といわれています。本像は、像高101.4センチメートルの一木造りで、右肩外側部を別材で矧ぎつけています。胸の周辺には粗い鑿目が残り、体部は奥行きがなく偏平で、衣文には漆の線文が見られます。鼻先、両手先、持物の錫杖、両足先、腹前の飾りはすべて後世の補作で、蓮弁文の円光背や台座も後補です。右手には錫杖を持っており、腹帯をしているところから、通称「腹帯地蔵」とよばれ、安産信仰の対象として近隣の人々に親しまれています。製作時期は、平安時代の様式がうかがえますが、時期は下がるものとみられています。
所在地 | かすみがうら市戸崎1300 |
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所有者または管理者 | 松学寺 |
地図を見る:松学寺
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