鰐口
【市指定文化財】
桧材による寄木造り、像高43.3センチメートルの坐像で、表面を漆下地にした上に金箔をおき、肉髻を高くして螺髪を彫り出し、鰐口は寺社の建物に提げられた梵音具で、本資料は総径37.0cm、高さ13.5cmの大きさの鋳銅製です。肩の部分に提げるための紐通し用の環を付け、表裏中央部分に蓮華の撞座を置き、さらに撞座を囲むように3条の圏線と周縁にも2条の圏線を配しています。撞座の周囲には、(正面)奉造 常州南之庄阿留何順礼堂之鰐口 本願小松崎口太郎 (右側)天文六天丁酉凛月吉日 の文字が刻まれています。順礼堂と龍福寺の関係は不明ですが、戦国時代の民衆信仰を物語る順礼が行われていたことを示す貴重な歴史資料です。市内の鰐口の中では安食大宮神社例に次いで古く、中世に遡るものとして重要です。 天文6年は1537年です。
所在地 | かすみがうら市有河113 |
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所有者または管理者 | 龍福寺 |
地図を見る:龍福寺
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