木造千手観音菩薩坐像
【市指定文化財】
寄木造り玉眼の坐像で、大きさは78.5センチメートルを測ります。頭上に頂上仏、高髻元に4菩薩、地髻元に6菩薩を配し、天冠台を彫出しています。髪は毛筋彫り、上半身は裸形で左肩から条帛をかけ、また両肩から天衣をまとっています。下半身は裳をまとい、右足を上に結跏趺坐し、手は四十二臂で二手を胸前で合掌し二手を臍前で宝鉢(欠失)をとる姿であらわされ、両肩からの脇手はそれぞれの持物をもっています。彩色は肉身部を漆箔、髪を群青、衣を漆塗として非常に美麗ですが、これは台座裏の墨書銘から大正11年の補彩であると思われます。製作年代は、後世の彩色により本来の姿を失っていますが、作風から鎌倉時代後半から末期と推定されます。
所在地 | かすみがうら市志安食972 |
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所有者または管理者 | 福蔵寺 |
地図を見る:福蔵寺
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