木造薬師如来坐像
【市指定文化財】
髪際を一文字に結んでいます。玉眼による視線は厳しく、頬を膨らませ頸の三道が豊かに表現されています。衲衣の作出は穏やかで、足裏を見せて結跏趺坐しています。右手を施無畏印、左手に薬壺をもつ薬師如来像が小さい像ながら端正にまとめられています。 像の構造は、頭部と体幹部を一材から彫りだし、両耳脇で前後に割り内刳りが施されています。全体を布張りのサビ下地とし、漆塗りの後に金箔仕上げがなされています。製作時期は、平安時代の制作技法の特徴を見せてはいるものの、顔の表情に厳しさが認められるとともに、玉眼の技法であることから、鎌倉時代の初期の制作と考えられます。
所在地 | かすみがうら市志加茂4476 |
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所有者または管理者 | 南円寺 |
地図を見る:南円寺
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